2014年11月23日日曜日

「絵の具で語る西洋絵画」入門

10月23日(木)
【「絵の具で語る西洋絵画」入門】
今回、松田一聡さん(画家/近畿大学非常勤講師・材料学※詳細は「Gallery Suchi」HPをご覧下さい。)を講師にお招きして、ラスコーの壁画から印象派の絵画まで、絵の具の仕組みを知り、西洋絵画から少し違った視点から眺めて、より楽しく絵画鑑賞するための講座を開催しました。

 
 

当日、会場には公民館で活動しておられる、顔見知りの絵画サークルの方をはじめ、絵を見るのが好き、だから鑑賞の参考に、という方など、多くの美術愛好家の方が聴講に来られました。




講座では、絵の具に使われている媒材(卵、カゼイン、乾性油、アラビアゴム、膠)や顔料・支持体の説明など、西洋絵画を代表する画家たちの作品を例に挙げ、話していただきました。

「ラスコーの壁画はどんな絵の具で描かれたのか?」
「テンペラ技法などの絵画技術の変遷」
「印象派の画家たちは、なぜ屋外で制作したのか?」

など、

絵の具の発展が西洋絵画に与えた影響は計り知れません。会場では、真剣な面持ちでメモを取る方も見られ、聴講に来られた方々の絵画への関心の高さが伺えました。本日は講座にご参加いただき、ありがとうございました。





2014年11月18日火曜日

公民館deシネマ鑑賞 ドキュメンタリー特集 線路は続くよどこまでも


10月16日(木)
【公民館deシネマ鑑賞  ドキュメンタリー特集 線路は続くよどこまでも】
今回、公民館では日本の土木遺産ともいえる、地下鉄・トンネル・鉄橋などの鉄道の建設事業を記録した土木学会映画コンクール入賞のドキュメンタリー3作品(計:113分)を上映しました。(以下)

 
①『日比谷線建設記録 銀座の地下を掘る』 (1964年・35分) 
 
企画:帝都高速度交通営団 制作:日本映画新社 
 第1回 国土開発映画コンクール[現:土木学会映画コンクール]最優秀賞
 


② 『青函トンネル』(1985年・37分)

企画:日本鉄道建設公団 制作:北海道放送映画
第12回 土木学会映画コンクール最優秀賞



③『余部鉄橋の記憶』(2007年・41分)

監修:兵庫県香美町 制作:(株)キャメル
 第23回 土木学会映画コンクール部門賞 [一般部門]


 
 
 
日本の鉄道は全国津々浦々に線路網を築き、わが国の産業・文化に多大な貢献を果たしてきました。山を削り、谷を埋め、橋梁を架設し、トンネルを掘る技術は鉄道建設を通じて、全国へと伝播し、近代の土木技術の普及につながっていきました。
 
今回のドキュメンタリー特集では、そんな鉄道建設から日本の土木遺産を代表する3作品を上映しました。
 
上映後のアンケートには、
 
 
「青函トンネルの作品では、少しずつ(工事が)進むにつれ、作業が困難になる様子が分かった。」
「素晴らしいドキュメンタリーをありがとうございます。」
「日本の鉄道建設(の技術)がすごいことを知った。」
「これからも難工事の記録ものの上映をよろしくお願いします。」
 
 
 
など、様々なご感想が寄せられ、鉄道建設を通じて、かいま見れる、わが国の産業への関心の高さを伺わせました。たくさんのご来場ありがとうございました。